アクティブステレオによる非接触生体信号計測
われわれは、アクティブステレオを応用して人体形状と生体信号の同時計測を実現した。 胸部表面に現れる心拍や呼吸の非接触計測は、侵襲性の低い医療モニタリングへの応用が期待される。

計測系はプロジェクターとカメラにより構成される。
胸部表面に投影されるパターン光の画像から三次元形状が復元される。

三次元形状のわずかな変化の時系列データはノイズを含む波形であるが、シンプルな信号処理でノイズ除去が可能であり、隠された生体信号(心拍・呼吸)を抽出することができる。

例えば、心拍による変化をカラーマップで表現することで、“目で見る聴診器”としての応用が期待される。




Publications
  • 特許6150231号,「心拍計測方法および装置」, 特許権者:公立大学法人広島市立大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人 鹿児島大学, 発明者:青木広宙、古川亮、佐川立昌、川崎洋, 2017
  • Hirooki Aoki, Ryo Furukawa, Ryusuke Sagawa, Hiroshi Kawasaki, Extraction and Visualization of Cardiac Beat by Grid-Based Active Stereo, Advances in Depth Images Analysis and Applications, Springer, LNCS7854, pp.146-157, 2013
Kawasaki Laboratory